松山3日間未勝利 世界選抜ワースト大敗危機


 ◆米男子ゴルフ 米国選抜―世界選抜対抗戦 プレジデンツカップ第3日(30日、米国ニュージャージー州リバティーナショナルGC)

 【ジャージーシティー(米国)30日=高木恵】ホールごとに2人の成績の良い方を採用するフォアボールで松山英樹(25)=LEXUS=はジョナサン・ベガス(33)=ベネズエラ=と組み、ジャスティン・トーマス(24)、ダニエル・バーガー(24)組に3アンド2で敗れた。午前のフォアサムはメンバーから外れた。世界選抜は1勝6敗1分け、通算3・5―14・5と米国選抜に大差をつけられ、2000年大会の11点差を更新する“ワースト大敗”の危機を迎えた。

 松山は2、4番と2つのパー5でバーディーを奪い、3アップまでリードを広げた。スタートダッシュを決めながら前日と同じく後半に失速。「午前中はうまくプレーできていたけど、後半に入りうまくプレーができなかった。相手の勢いにもやられた」。10番でバーガーに10メートル、14番ではトーマスに13メートルのバーディーパットを沈められ、徐々に流れは米国へ傾いた。12番で2日連続してティーショットを右の池に入れるなどショットは不安定なまま。エースとして期待されながら未勝利のまま最終日を迎える。

 米国選抜とは11ポイントの大差がつき、最終日のシングルスではフェデックスカップポイント年間王者のジャスティン・トーマスと今大会3度目の対決。今季たびたび優勝争いを演じてきた好敵手と、今季最後のラウンドでぶつかる。「チーム戦はかなり厳しい状況になってしまったけど、少しでも勝ちを稼げるように頑張ります」。世界選抜のワールドランクトップとしての意地を見せたい。

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