最終戦の日本シリーズJTカップ出場切符獲得へ、激しい戦いが繰り広げられた。賞金上位者の資格で滑り込んだのが、同ランク30位の大堀裕次郎(26)。67をマークし、今大会21位で終え「出だし10番のイーグルで勢いが出た」と初出場をつかんだ。最終日に大会コースレコードに並ぶ64で2位で終えたブレンダン・ジョーンズ(42)が同28位で出場権獲得。07年大会覇者は26日中にオーストラリアへ一時帰国、28日に会場入りの予定。
わずかな差で出場を逃したのが通算19勝で賞金ランク32位の谷口徹(49)、通算18勝で同34位の藤田寛之(48)のベテラン勢だ。3位から出た谷口は最終18番で3メートルのバーディーパットが外れ、11アンダー6位。2位なら5年ぶり出場の可能性があったが「それは仕方ない」。10~12年に大会3連覇した藤田は69と奮闘したが13位で終戦。猛追も、17番で3パットのダボをたたき「残念ですね」と無念さをにじませた。