米女子ゴルフの起亜クラシックは25日、カリフォルニア州カールズバッドのアビアラGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、上原彩子(34)=モスバーガー=は1イーグル、2バーディー、2ボギーの70で回り、通算6アンダーで今季自己最高の33位となった。73で回った畑岡奈紗(19)=森ビル=は2アンダーの58位で終えた。賞金ランク79位となり次週のメジャー、ANAインスピレーション(29日開幕・ミッションヒルズCC)の出場権を初獲得した。同大会には上原、畑岡のほか野村敏京(25)=Qセルズ=、鈴木愛(23)=セールスフォース=の4人が出場する。
14番(パー3)でホールインワンを決めたチ・ウンヒ(韓国)が67をマークし、通算16アンダーで今季ツアー初、通算4勝目を挙げた。
上原は4日連続のアンダーパーとなる70で回った。ハイライトは16番。ティーが前に出されて251ヤードと短いパー4で「ドライバーでやや右目から狙った」という。ピン上7メートルに1オンさせ、イーグルパットを見事に沈めると大きなガッツポーズをつくった。
33位は今季最高。「全体的に調子が上がってきている」と34歳のベテランは手応えを語る。安定感を武器としてきたが、今年は4戦を終えた時点で平均飛距離が252・65ヤードと昨年比で10ヤード以上も伸びた。「これまでは16番でグリーンは届かなかった。オフにスイングを速くすることに取り組んだ結果」と語る。次はメジャーのANAインスピレーション。「難しいコースだけど飛距離が伸びているので楽しみ」と声を弾ませた。
畑岡(大会後の賞金ランク79位で、メジャーのANAインスピレーション初出場が決定)「しっかり攻めたが、オーバーパーになってしまったのがすごく残念。体が思ったように動かなかったところもあった。イーグルを取りたい16番で、ティーショットを池に入れてボギーにしたのは痛かった」