菊地絵理香、6番痛恨ダボで2位陥落「悔しい」


ホールアウトし、同組のジョン・ジェウン(左)と抱き合う菊地

ホールアウトし、同組のジョン・ジェウン(左)と抱き合う菊地

 ◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース最終日(1日、葛城GC山名C)

 2位に2打差の単独首位から出た菊地絵理香(29)=オンワードホールディングス=は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75と崩れ、通算3アンダーで2位に終わった。過去3、4月に最終日を単独首位で迎えた試合は3戦全勝だったが、吉兆データが途切れた。3位から出た韓国のアン・ソンジュ(30)=モスバーガー=がベストスコア69で4打差を逆転し、5アンダーで今季2勝目を飾った。

 最終18番、グリーン左手前のバンカーから菊地が放った第4打はピンの5メートル手前で止まった。この瞬間、桜吹雪の舞うコース上で、V逸が決まった。75と崩れて2打差2位。「トップから出てオーバーパーは悔しい。ちょっと格好悪かった」と、冷静に振り返った。

 第3日を終えて単独首位。春(3、4月)の試合で過去3戦全勝と得意の逃げ切りパターンに持ち込んだが、「詰めが甘い」と唇をかんだ。6番で第1打を左に曲げてダブルボギー。11番ではあと一歩でホールインワンのスーパーショットで流れを戻し、12番のチップインで連続バーディーと粘るも、16番で8メートルから3パットでボギーをたたいた。

 通算でアンダーパーは2人だけという難コース。最終日はアンに69を出され、「まぐれで60台は出ない。素晴らしい」と脱帽するしかなった。今季5戦中、日本人の優勝は昨季賞金女王・鈴木愛(23)の1勝だけ。「細かいところを詰めていきたい」。次週は休養に充て、13日開幕のKKT杯バンテリンレディスから巻き返しを図る。(岩原 正幸)

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