◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス第1日(15日、千葉・袖ケ浦CC新袖C)
新人の新垣比菜(19)=ダイキン工業=が6バーディー、2ボギーの68で回り、単独首位に立った。
右手首を痛め、5月下旬から今月上旬まで2試合を休んだが、その間、地元・沖縄の砂浜で走り込み、体力を強化。右手首も快方に向かい、4月のサイバーエージェントレディスに続くツアー2勝目を目指す。昨年の賞金女王で今季も賞金ランク首位を快走する鈴木愛(24)=セールスフォース=、今大会3勝を誇る韓国の申ジエ(30)=スリーボンド=ら実力者が1打差2位に続く。
沖縄の“ちゅらさん”ルーキー・新垣がたくましくなってツアーに戻ってきた。10番パー5で残り210ヤードから3ウッドで2オンに成功し、バーディーを奪うなど68をマーク。首位スタートを決めた。「75点くらいですね」とほほ笑んだ。
4月にツアー初優勝を飾った後、右手首痛を発症。リゾートトラストレディス、ヨネックスレディスを欠場し、治療に重点を置いた。しかし、その間も無駄にはしなかった。地元・沖縄うるま市の具志川ビーチで連日、走り込んだ。メニューはランニング10分3セット、30メートルダッシュ14本。夏場に向けて体力を強化した。右手首の状態については「痛みはない。予防でテーピングはしていますが」と問題がないことを強調した。
黄金世代と呼ばれる今季新人のエース格。「チャンスがきた時、また、取れたらいいな、という感じです」。自然体で2勝目を狙う。(竹内 達朗)