◆2018報知ジュニアゴルフ中高生大会(3日・東京よみうりCC)
中学、高校の男女4部門が行われた。中学男子は関根東馬(茨城・大洗町立第一中2年)が10アンダーの62で優勝。同女子は榎本杏果(東京・新宿中3年)が4アンダーの68で回り、昨年に続き2連覇を達成した。高校男子は長野京介(群馬・共愛学園3年)が3アンダーの69、同女子は岩井明愛(あきえ、埼玉栄1年)が4アンダーの68で制した。各部門の優勝者に「JNJGインターナショナル・ジュニアクラシック」(10月2日から4日間、オーストラリア)への出場権が与えられた。
◆中学男子・関根、自己ベスト〈62〉
2位に5打差をつけての優勝に、「アンダーパーが目標でしたけれど、びびりました」と驚きを隠しきれなかった。6、11番のパー5でのイーグルのほか、7バーディー、1ボギーの62で自己ベストを記録。「イーグル2つが大きかったです。セカンドショットも良かったです」と、振り返った。身長156センチと大柄ではないが、ドライバーの飛距離は270ヤード。5日からの全国中学校ゴルフ選手権にも出場予定で、「上に行きたいです」と、上位進出を狙っていた。
◆中学女子・榎本、修正効果V2
2連覇に「今年は公式戦での全国大会や関東大会に出ていなかったので、すごくうれしいです」と、素直に喜んだ。ここ最近はショット、パターの調子が悪かったということでアドレスを修正。その成果が表れて6バーディー。「パットがすごく良かったです」と満足していた。高校でもゴルフを続けるつもり。「将来はプロを目指したいです」と、目を輝かせた。
◆高校男子・長野、ぶっ飛び380ヤード
攻めの姿勢を貫いた。460ヤードの13番パー4のティーショットで、380ヤードのビックドライブ。初めてのコースで練習ラウンドもできなかったが、5バーディー。「1日競技なので攻めないといけませんから」と納得していた。171センチ、66キロとさほど大柄ではないが、ドライバーの平均飛距離は300ヤード。最近、体幹トレーニングも始めて、さらにパワーアップを図る。「将来はプロになりたいです」と、先をにらんでいた。
◆高校女子・岩井明、藍さんが目標
6バーディーをマークしての好スコアに、「セカンドショットがピンにからんでくれました」と笑みを浮かべた。3オーバーの4位に入った双子の妹・千怜(ちさと)とともに小学校1年でゴルフを始め、午前7時20分から始まる高校の朝練習も欠かさず出て、スクワット100回をこなし下半身を強化。自宅でも竹ぼうきでの素振りでスイングづくりに余念がない。「宮里藍さんのように、常に笑顔でいる選手になりたいです」と話していた。