三ケ島かな、「漫画みたい」ミラクルパーで単独首位発進「問題は2日目」


18番、5アンダーでホールアウトし、藤田さいき(左)と健闘をたたえ合う三ケ島かな

18番、5アンダーでホールアウトし、藤田さいき(左)と健闘をたたえ合う三ケ島かな

 ◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス 第1日(23日、北海道・小樽CC)

 ツアー本格参戦3年目の三ケ島かな(22)=ランテック=がツアー屈指の難コースを5バーディー、ボギーなしの67で回り、自身初の単独首位に立った。8番で一度は池に入ったボールが飛び出すなど運も味方に。1打差の2位に青木瀬令奈(25)=三和シヤッター工業=。さらに1打差の3位に有村智恵(30)=日本HP=らが続く。

 石狩湾に接し、日本有数のリンクスと呼ばれる小樽CC。ツアー屈指の難コースをボギーなしで耐えた三ケ島が初の単独首位スタートを決めた。

 「運がありました」と笑顔で振り返るのが8番パー4。5ユーティリティーで放った第2打はグリーン手前の池に一度は入ったが、ボールがはね“水切りショット”が成功。池の縁からの第3打を2メートルに寄せてスーパーパー。「漫画みたい」と笑った。気分転換はミラクルショットの動画を見ること。「まさか自分ができるとは」と驚いた。

 先週のCATレディースでも第1日に1打差2位と好発進したが、第2日に12へ後退した。しかも、同組の新垣比菜(19)が2打差2位の好位置につけながら過少申告で失格するというアクシデントも発生。最終的に20位に終わった。

 「問題は2日目です」。ミラクルガールは一転、表情を引き締めて練習場へ向かった。(竹内 達朗)

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