◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス第2日(16日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71)
同学年対決となった石川遼(27)と松山英樹(26)の組には、後半から降り出した雨にも関わらず多くのギャラリーが詰めかけた。前半にショートパットでミスが目立った松山とは対称的に、石川は4、5番で連続バーディーを奪った。7番パー5では、ドライバーショットを右ラフに曲げたが、3ウッドでスライスをかけてグリーン手前のフェアウェーに運んだ。第3打を80センチに寄せて、バーディーを奪った。
9番で右の林に打ち込んでボギーとしたが、13、14番では3~4メートルを決める連続バーディーで伸ばした。15番パー4では、ドライバーショットを右の林に打ち込み、第2打で左打ちを披露した。前週の三井住友VISA太平洋マスターズ第2日の6番ホールに続く、2週連続の左打ちで、見事に右のラフに脱出した。そこから5アイアンの3打目をグリーンの右カラーに運ぶと、1メートル半のボギーパットを決めてガッツポーズを見せた。松山を1打上回る68で、首位とは7打差の通算1アンダー33位で並び、決勝ラウンドに進んだ。
石川遼の話「(松山、星野の注目組で)英樹、陸也に高めてもらって感謝している。(後半に巻き返した松山に関して)英樹の底力を見た。あまり(調子は)良くなかったと思うが、打つ前から入りそうだな、と感じた場面もあった。優勝争いではああいうの(雰囲気)が出てるんだろうな、と。ここ一番の力というか。刺激になった。(自身のプレーについては)感触は良くなっているので、優勝をあきらめずにやりたい」