◆女子プロゴルフツアー大王製紙エリエールレディス 第3日(17日、愛媛・エリエールGC松山=6525ヤード、パー72)
17位から出た勝みなみ(20)=明治安田生命=が1イーグル、7バーディー、1ボギーの64で回り、通算13アンダーで首位タイに急浮上した。首位から出た有村智恵(30)=日本HP=、今季トップ10入り8回で念願の初優勝を狙う美人プロの松田鈴英(れい、20)=ニトリ=、アマチュアの上野菜々子(18)=東海大大阪仰星高3年=も首位に並ぶ。
4人の首位のうち、勝、松田、上野が最終組。平均年齢は19・33歳。3人1組としてはツアー史上最年少の最終日最終組となった。これまでは2003年ヨネックスレディスの古閑美保(当時21)、竹末裕美(同20)、アマチュア宮里藍(同18)の3人による平均19・67歳が最年少記録だった。2人1組では16年日本女子オープンで柏原明日架(当時20)とアマチュア長野未祈(同15)の平均17・5歳だった例がある。
先週の伊藤園レディスに続き、2週連続3度目の最終日最終組に臨む松田は平均年齢10代前半の最終組に「面白いですね」と笑顔を見せた。アマチュア時代のKKT杯バンテリンレディス(2014年4月)以来、4年ぶりの2勝目&プロ初Vを目指す勝は「自分のゴルフに集中したい」ときっぱり。アマチュアとしてツアー史上7人目の優勝がかかる上野は「松田さん、勝さんともに一緒に回るのは初めてですので」と初々しく話した。
現在、賞金ランクトップのアン・ソンジュ(31)=モスバーガー=を大逆転するためには最終2連戦で連続優勝が絶対条件の申ジエ(30)=スリーボンド=は65で回り、首位と1打差の5位。ミラクルに可能性を残した。5位には権藤可恋(23)=フリー=、台湾のテレサ・ルー(31)=太陽生命=ら4人が追う大混戦となっている。