松山英樹、世界1位ダスティン・ジョンソンに勝った「自信持てる」


 ◆米男子プロゴルフツアー世界選手権シリーズ デル・マッチプレー第3日(29日、米テキサス州オースティンCC)

 1次リーグ(L)最終戦が行われ、すでに敗退が決まっている松山英樹(27)=LEXUS=は世界ランク1位のダスティン・ジョンソンを3アンド2で退けた。トービヨン・オルセンを3アンド1で下した小平智(29)=Admiral=とともに1勝1分け1敗。タイガー・ウッズら各組1位の16人が決勝トーナメント(T)に進んだ。

 世界ランク1位を破った松山は「勝ち負けより、自分のゴルフをやれた。パットは昨日までなかった感覚が出たので良かった」と強調した。

 2番で5メートルのフックラインを沈めてリードを奪うと、同点の10番では4メートル半を決めて「流れが良くなった」。13番までの4ホールを続けて取ってジョンソンに隙を与えず、16番を終えて3アップとリードし2ホールを残して勝利した。

 「(2週前に8位に入った前戦の)プレーヤーズ選手権と今日と、うまくいった。自信を持っていいと思う」。ショットも上向きで、12番パー5は追い風の打ち下ろしを利用して415ヤードのビッグドライブから、ピッチングウェッジの第2打を3メートルにつけてイーグルを奪った。

 次戦の今季メジャー初戦、マスターズ(4月11日開幕、オーガスタナショナルGC)に向け「いい状態をキープできるように」と照準を合わせる。前日には冗談交じりに「消化試合」と呼んでいた一戦で、大きな収穫を手にした。

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