◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス第1日(26日、静岡・川奈ホテルGC富士C)
20歳の美人プロ三浦桃香(フリー)が4バーディー、3ボギーの1アンダー、70で回り、首位と3打差の14位につけた。今季7戦で予選落ちが5回と苦戦しているが、ツアー屈指の難コースで好発進。復調気配を漂わせた。9番パー3でホールインワンを決めた笠りつ子(31)=京セラ=が4アンダーで首位。1打差2位に原江里菜(31)=NEC=ら3人が続く。
ツアー屈指の人気を誇る美人プロが久々に満面の笑みを見せた。「今週は花粉症が出ない。今季初めて(鼻の)両穴で呼吸してゴルフができている。いっぱい酸素を吸って頑張ります!」と三浦は屈託なく話した。
169センチの長身を生かし、ドライバー平均飛距離はランク6位(246・63ヤード)も、今季の予選通過は2試合だけで賞金ランク108位。「去年の夏から(パットで)手が動かなくなった」と“イップス”の症状を告白。「オフにパット練習を6時間やった日もありますが、逆効果でした」と振り返る。光明を見いだしたのは3週前。「あえて練習を控えたら感覚が良くなった」
今大会はBSフジが日本初のゴルフ4K生中継を実施。「4Kテレビに映りたい。最近、ちょっと肌荒れ中ですけど」と明るい表情で話す。スター性を持つ三浦が存在感を発揮しつつある。(竹内 達朗)