美人プロ木戸愛が6位に急浮上 プロレスラーの父の応援を受け7年ぶりV諦めない


6番ティーショットを放つ木戸愛

6番ティーショットを放つ木戸愛

 ◆女子プロゴルフツアー サマンサタバサレディース 第2日(20日、茨城・イーグルポイントGC=6601ヤード、パー72)

 33位からスタートした木戸愛(29)=ゼンリン=が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算7アンダーとして首位と6位に急浮上した。美人&美脚プロとして人気の木戸はフルーツ柄のパンツルックでプレーし、バーディーを量産。元プロレスラー木戸修さん(69)の長女でもある愛が抜群の存在感を発揮した。2012年、第1回の今大会で初優勝して以来、遠ざかっている栄冠に向けて「勝ちたいですね」と意欲を見せた。

 1打差2位から出て65で回った韓国のイ・ミニョン(27)=Qセルズ=が通算12アンダーで首位浮上。2打差の2位は初優勝を狙う小祝さくら(21)=ニトリ=。ソフトバンク工藤公康監督(56)の長女で、イケメン俳優の阿須加(27)の妹の遥加(26)=セガサミーホールディングス=が3打差の3位に続く。

 「いぶし銀」と呼ばれた元プロレスラー木戸修さんを父に持つ木戸愛がド派手にプレーした。2番でボギーを先行させたが、その後、巻き返し。4番で下り2メートルのバーディーパットを沈めると、勢いに乗り、合わせて7バーディーを量産し、33位から6位に浮上した。「いいイメージでパットを打てた」と会心のラウンドを振り返った。

 いい時も悪い時も、父の修さんはいつも温かいまなざしで応援している。「昨日も今日も応援に来てくれて、感謝です。尊敬しています」と木戸は言う。

 修さんも娘を認めている。木戸が10歳でゴルフを始めた頃、一緒にコースを回っていたが、宮城・東北高に進学した頃から家族ゴルフは途絶えたという。修さんは「僕が一緒に回りたくないんだ。愛のゴルフは今は遊びじゃないから」と話す。プロスポーツ選手の親子ならではのケジメだった。「私はオフの時とかは家族ゴルフをしたいんですけど、父が迷惑をかけるから、とやりたがらないんです。でも、そんな父がすごいと思います」と木戸はうれしそうに話した。

 2012年、第1回大会だったサマンサタバサレディースで初優勝。一躍、ニューヒロインとして脚光を浴びたが、その後、優勝から遠ざかる。「あれから、もう、7年もたったんですね」と感慨深い表情を見せる。木戸が勝利から見放されている間に、1998年度生まれの「黄金世代」をはじめ、若手選手が次々と台頭した。「若い子たちと回って、勉強になる部分がすごくある。でも、まだまだ、私も頑張りますよ」と29歳の美人プロは笑顔で話した。

 首位に立つ実力者の韓国のイ・ミニョンとは5打差。それでも、木戸は言い切った。「明日、優勝したいですね」

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