渋野日向子は後半巻き返す 67で2打差2位「やっと盛り返せた」


10番、ティーショットを放つ渋野日向子

10番、ティーショットを放つ渋野日向子

 ◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス第1日(21日、愛媛・エリエールGC松山=6580ヤード、パー72)

 初日の競技が終了した。賞金ランク3位の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は7バーディー、1ダブルボギーの67で回り、通算5アンダーで首位と2打差の2位と好発進した。

 10番から出ると、11番でバーディー。17番パー5でピン4メートルに4オンから3パットのダブルボギーで一度は後退した。それでも、18番で第2打を50センチにつけるバーディーを奪うと、後半の2番で50センチ、4番で3メートル、5番パー5で8メートルから2パット、8番で5メートル、9番で2メートル半のバーディーでスコアを伸ばした。

 渋野は「やっと後半に盛り返せた。久しぶりにバウンスバックもできた。(賞金女王のことは)考えずに、この2試合で応援してくれる皆さんにいいプレーを見せたいという素直な気持ちでやっている」と振り返った。

 3週連続優勝中で、賞金ランク首位の鈴木愛(25)=セールスフォース=は5バーディー、4ボギーの71で、1アンダー36位。「この3週はうまくいきすぎたのもあるけど、久しぶりにうまくいかなかった」と話した。同2位の申ジエ(31)=韓国=は渋野と同じく67で回り、2位スタートとなった。

 65で回った森田遥(23)=フリー=が7アンダーで首位。高橋彩華(21)=フリー=、ペ・ソンウ(25)=韓国=が渋野、申と並び2位で続く。愛媛・松山市出身の河本結(21)=リコー=、連覇を狙う勝みなみ(21)=明治安田生命=、古江彩佳(19)=フリー=らが4アンダー6位につけた。

 いずれも、今季限りで第一線を退くことを発表している通算9勝の諸見里しのぶ(33)=ダイキン工業=は3オーバーで77位と出遅れた。同3勝の一ノ瀬優希(31)=ミロク情報サービス=は3アンダーの15位と上位につけた。同7勝の佐伯三貴(35)=大和ハウス工業=は1アンダーで36位となった。

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