堀川未来夢、昨年のリベンジでV締めでオフにレゲエ旅へ…JTカップ12・5開幕


日本ツアー選手権森ビル杯で初優勝した堀川未来夢

日本ツアー選手権森ビル杯で初優勝した堀川未来夢

  ◆堀川未来夢(26)=Wave Energy=2年連続2度目<日本ツアー選手権森ビル杯優勝>

 今季の男子プロゴルフツアー最終戦のメジャー、ゴルフ日本シリーズJTカップは12月5日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCCで行われる。今季ツアー優勝者をはじめ賞金ランク上位の総勢30人が出場。「俺のトライ」と題して選手の挑戦をテーマに、全8回の連載で紹介する。

 6月に行われた国内メジャーの日本ツアー選手権森ビル杯では、同学年で「雲の上の存在」だった今平周吾(27)を4打差で振り切り、初Vを完全優勝で飾った。堀川は「前半の早いうちにシードを決めたかった。その中で優勝できて、後半戦も攻めのゴルフができている」と手応えを口にする。

 初出場した昨年大会最終日は最終組で回った。首位に並んで迎えた最終18番、名物ホールのパー3。決めればプレーオフに進めた2メートルのパーパットを外すと、結局ダブルボギーで5位に沈んだ。「思い出のあるパット。悔しい思いをしたので、今年は(コースの)知識を生かしてリベンジできるように」と意気込んだ。

 好奇心旺盛なタイプで世界に目を向ける。今年は海外メジャーの全米オープン、全英オープンに出場した。「海外に行きたい欲が出てきた。どんどんトライしたい」。ゴルフ以外の旅でも同じだ。「自由な時間を使って土地の雰囲気を感じることも好き」。これまで試合を含めるとフィリピンやバングラデシュのアジア諸国など17~18か国を訪問した。

 今オフにはカリブ海にあるジャマイカに1週間ほど行く予定だという。「必ず毎年、初めての国に1、2か国は行きたい。本場のレゲエを聴いて歴史を感じたい」。最終戦でメジャー2勝目ならバラ色のオフ。飛躍の一年を最高の形で締めくくる。(岩原 正幸)

 ◆堀川 未来夢(ほりかわ・みくむ)1992年12月16日、神奈川・厚木市生まれ。26歳。父の影響で4歳からゴルフを始め2012、14年関東アマ優勝。日大を経て14年プロ転向。15年に初シード獲得。17年にシード復帰。昨季は自己最高の賞金ランク19位で今季は同6位。日大ゴルフ部コーチも兼任。家族は両親と兄。176センチ、85キロ。

最新のカテゴリー記事