米ツアーへ出発した河本結
女子プロゴルフで国内ツアー１勝の河本結（２１）＝リコー＝が１２日、今季から初参戦する米ツアー第２戦のゲインブリッジＬＰＧＡ（２３日開幕、米フロリダ州）のマンデートーナメントに出場するために、成田空港を出発した。「ワクワク感しかない。米ツアーで賞金ランクでトップ５に入りたい」と意気込んだ。２月のＩＳＰＳハンダ・ビックオープン（オーストラリア）など、３戦の出場が既に決まっている。
今オフに共通の知人を介して、大リーグ・メジャー通算７５勝のヤンキース・田中将大投手（３１）と知り合い、「世界」についての話を聞いた。これまでは米ツアー初参戦に対し、不安を抱えていたが「世界で活躍している選手は、自分の成長を見るために、厳しい世界に身を置くという話を聞いて、ワクワクに変わった」と前向きになった。
初参戦する米ツアーでは、同じ１９９８年度生まれで黄金世代の畑岡奈紗（２０）が活躍する。同い年で、昨年８月にＡＩＧ全英女子オープンを制した渋野日向子（２１）もスポットで参戦する。「ゴルフは人と比べるものではないと思うけど、しぶこ（＝渋野日向子）と世界の舞台で優勝争いが出来たら最高。いつか、なっさー（畑岡奈紗）とも肩を並べられるように頑張りたい」と見据えた。
◆河本 結（かわもと・ゆい）１９９８年８月２９日、愛媛・松山市生まれ。２１歳。両親の影響で５歳で競技を始め、２０１２年のマンシングウェアレディース東海クラシックに１４歳でツアーデビュー。１８年は下部ツアー４勝で賞金女王に。同年７月プロテストに合格。昨季３月のアクサレディスでツアー初優勝。昨季中に米ツアーの予選会を受け、９位で通過。家族は両親と弟。１６３センチ、５８キロ。試合ではトレードマークのリボンをつけてプレーする。