女子プロゴルフの渋野日向子(21)が10日、都内で行われたテレビ朝日ビッグスポーツ賞の表彰式に出席した。昨年、メジャーの全英女子オープンを含む日米ツアー5勝と飛躍したシンデレラは、早速3日に約6時間、1200球の猛練習で始動したことを明かした。
東京五輪イヤーの仕事始めとなったこの日、渋野は「6月末の代表決定までに世界ランク15位以内(現在11位)に入って、金メダルを取れるように頑張りたい」と決意を語った。元日にバッティングやキャッチボールで体を動かしたというが、3日朝に青木翔コーチに連絡し、球を打ち込んだ。「休みだったのに指導してもらった。筋肉痛になった」と、同席したコーチに笑顔で感謝した。
表彰式では司会者のリクエストに応じ、競泳の瀬戸大也(25)=ANA=を打席に立たせ、得意のソフトボールで即席始球式を披露。ストライクを投げ込み、「ゴルフより緊張した」と笑った。オフには沖縄・宮古島を訪れてリフレッシュ。おみくじは「吉」だったという。27日から10日間のタイ合宿を控え「死ぬほど練習してもらう」と青木コーチは予告した。今季初戦の米ツアー、ホンダLPGA(2月20日開幕、タイ)へ調子を上げていく。(岩原 正幸)