石川遼 林越えに直ドラティーショット 「アグレッシブに」浮上し最終日へ


ホールアウトした石川遼(カメラ・高木 恵)

ホールアウトした石川遼(カメラ・高木 恵)

◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第3日(2日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 前日雷雲接近のためサスペンデッドになった第2ラウンド後に第3ラウンドが行われ、36位で決勝ラウンドに進んだ石川遼(カシオ)は1イーグル、3バーディー、1ボギーの66をマークし、通算4アンダーの16位に順位を上げた。

 午前6時40分から第2ラウンドの残り4ホールをプレー。第3ラウンドのホールアウトまで8時間を要した長丁場は、手応えがつまった一日になった。「すごくティーショットが良かった。3日間の中では一番いいゴルフができた。風の向きはあまり変わらなかったので、アグレッシブにいけるところはアグレッシブにいった」と振り返った。

 前半の10番から12番までティーショットでドライバーを握った。いずれも2~3メートルのチャンスメークに成功したが、惜しいパットが続いた。「3メートルぐらいを今日はなかなか決めていけなかった。10、11番とプッシュアウト。もう少し精度を上げていける」。13番パー3で1メートル半のバーディーパットを沈めた際には、小さくガッツポーズを作った。

 左ドッグレッグの16番パー4でも、攻撃的な戦略から今週初のバーディーを奪った。林越えのルートを選択し、ミニドライバーを振り切った。「風が少しフォロー目だったのと、気温が上がって、自分のなかで初日よりも飛距離が出そうだった。よりグリーン方向をアグレッシブに狙った」。高弾道の一打を花道手前まで運び、ピンそば1メートルにからめてみせた。

 18番ではティーアップせずに、直ドラでのティーショットに挑んだ。「ミニドライバーだと左に捕まったときにバンカーに届いてしまいそうだった。直ドラだと左から低いフェードで狙って、バンカーの方向に行っても手前のラフにキャリーして届かないと思った」。結果は想定内のバンカー手前の左ラフ。「勇気と割り切り」で和合を攻めた。

 今季国内初戦の決勝ラウンド。快晴のなか、大勢のギャラリーを引き連れた。「たくさんの方に来ていただいて、本当に楽しかった」と声援に感謝した。最終日は8打差を追う展開。2010年には「58」をたたき出し、6打差の逆転劇を生んだ。「全然まだ分からない。最初の5、6ホールをアンダーパーでプレーして、いい流れで後半に向かっていくような感じでプレーしたい」。早い段階で上位にプレッシャーをかける。(高木 恵)

最新のカテゴリー記事