日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長(57)らが25日、リモート記者会見を行い、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年と21年を1つのシーズンとして合わせる形に、開催方式を変更することなどを発表した。
小林会長は「1シーズンの大会数が予定日程の半数を下回った場合、当該シーズンの賞金ランクとメルセデスランクは選手の総合的な実力を反映したものにならないため、翌年のシード権を付与することは適切でないと判断しました。よって、出場資格は前シーズンの19年の成績に基づいて決める。出場資格を持っていない選手は大会出場機会が減少してしまうため、来年はできるだけ多くの選手が出場できるように、収入を得るチャンスを作りたいと考えて、主催者の皆様にお願いさせていただきます」などと説明した。
また、今後のツアー開幕の見通しについては、まず「緊急事態宣言の解除が大前提」と説明。さらに宣言解除後、政府の対処方針を確認して専門家からの進言をもとに判断していく方針を示した。直近では6月のアース・モンダミンカップ(25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)が開催の可能性を残すが「現在のところ、鋭意検討中でございます」と話すにとどめた。