安田祐香&西郷真央が同期の笹生優花の初Vに刺激 安田「見惚れるゴルフ。私もそういうゴルフをしたい」


エキシビションマッチに登場した安田(東急エージェンシープロミックス提供)

エキシビションマッチに登場した安田(東急エージェンシープロミックス提供)

 日本女子プロゴルフツアーで注目のルーキー・安田祐香(19)=NEC=と西郷真央(18)=大東建託=が23日、東急エージェンシーと東急エージェンシープロミックスが開催する、9ホールのマッチプレーで行うエキシビションマッチに登場した。大東建託が冠スポンサーとなって行われた。

 少し緊張した面持ちのルーキーの2人が1番からスタートした。1番パー4で安田が約7メートルを沈めてバーディーを奪って勢いをつけると、西郷は2打目でグリーンを外し、3打目で決めきれず、安田が先行した。2番、4番でも1学年上の安田が勝利して優位な展開で試合を運んだ。3番、5番、6番は引き分けとして迎えた7番パー4。後がない西郷はグリーン奥のカラーからの約7メートルのバーディーパットを外し、安田が2オン2パットのパーとしたため、安田が勝利を収めた。

 ホールアウト後、2人はリモート会見に出席。安田は「(勝因について)1番で長いバーディーパットが入ってくれた。いいプレーができた」と振り返った。一方、西郷は対決に敗れてしまったが「(安田は)やっぱり上手。すごく尊敬しているので、こういう機会でプレーできて光栄でした。9ホールはあっという間で楽しくプレーできました」と笑顔を見せていた。

 16日まで行われた今季ツアー第2戦、NEC軽井沢72で19歳のルーキー・笹生優花が初優勝を飾った。昨年プロテストに合格した同期で、1学年下の笹生の優勝に安田は「早く優勝してすごいと思うし、自分も頑張ろうって思います。(笹生は)スイングがすごいカッコいい。(ロリー・)マキロイが好きと言っていたけど、似ているなと思います。見惚れるゴルフをするので、私もそういうゴルフをしたい」。西郷は同じジャンボ軍団で、笹生と同学年で「私と同い年でツアー初優勝してすごいな。私も頑張らなきゃいけないなと思いました」とそれぞれ刺激を受けていた。

 安田と西郷は、今季第3戦として無観客で行われるニトリレディス(27日~30日、北海道・小樽CC)に出場を予定している。安田は17日まで行われたNEC軽井沢72で予選落ち後、スイング時に「振り切る」ことを意識して調整してきた。ニトリレディスはアマチュアとして出場した昨年4位に入った好相性大会だ。「やってみないと分からないけど(コースは)苦手ではない。ショットが良くなっているので、そこでしっかりプレーしたい」と意気込んだ。西郷はプロデビュー戦の今季初戦、アース・モンダミンカップから2戦連続で5位に入るなど、プロとして好スタートを切った。アマで出場した昨年は30位で「すごくいい印象がある好きなコース。上位でプレーできるようにしっかりと調整していきたい」と決意を込めた。

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