渋野日向子、テニスの大坂なおみの全米オープン制覇に「同じスポーツ選手として、心からすごいと思いました」


渋野日向子

渋野日向子

 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ANAインスピレーション 最終日 13日、米カリフォルニア州ミッションヒルズCC、賞金総額310万ドル(約3億2860万円)、優勝46万5000ドル(約4929万円)、無観客

 最終ラウンドが行われ、首位と8打差の21位で出た渋野日向子(21)=サントリー=は1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの78とスコアを伸ばせず、通算2オーバーの51位で終えた。2打差の3位から出た李ミリム(韓国)が15アンダーで並んだブルック・ヘンダーソン(カナダ)、ネリー・コルダ(米国)との3人のプレーオフを制し、メジャー初制覇をつかんだ。

 渋野は今季初めて決勝ラウンドに進出し、4日間を戦った。気温30度超えの暑さの中、前半は耐えるゴルフを見せたが、後半9ホールは13番パー4でダブルボギーをたたくなど6つスコアを落とした。「前半は耐えていた中で、後半6つ落としたのは4日間の集大成としては情けない。予選を通ったことはすごいうれしかったけど、4日間の締め方として、今日は本当に最悪なゴルフだったと思います」と悔しさをかみ殺すように話した。

 米国時間12日には、同じ米国で開催されたテニスの全米オープンで1歳上の大坂なおみ(22)が2年ぶりに優勝した。渋野はこの日までにマネジャーから大坂の偉業を伝えられたといい、「メンタル面に関しても同じスポーツ選手としてすごい尊敬…尊敬っていう言い方だとちょっと生意気かもしれないですけど、本当にすごい方だなと思います。いろいろなプレッシャーがあると思いますけど、それをはねのけて自分らしく生きている。それでも結果を出されている。同じスポーツ選手として心からすごいなと思いました」とコメントした。

 次戦は17日開幕のポートランド・クラシック(オレゴン州コロンビアエッジウォーターCC)に出場が決まっている。「今の私に大事なのは予選を通過すること。今回やっと通過できたので、4日間戦うことの大切さをすごく感じた。まだ次は米国(本土での試合は)2戦目。いろいろな経験をして、これからの自分につなげていけたらなと思います」と強い決意をにじませた。

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