全米オープンが開幕 前半終え松山英樹は1アンダー ウッズ1オーバー


 ◆米男子プロゴルフツアー今季メジャー初戦 第120回全米オープン第1日(17日午前6時50分スタート(日本時間午後7時50分)、米ニューヨーク州ウィングドフットGC、賞金総額1200万ドル(約12億6000万円)、優勝賞金225万ドル(約2億3625万円)、参加144人(うちアマ13)、7477ヤード、パー70)

 当初予定の6月開催から3か月遅れとなり、新シーズンにずれ込んだ今季メジャー初戦は、新型コロナ感染症対策として無観客で開幕した。日本男子初のメジャー制覇に挑む8年連続出場の松山英樹(28)=LEXUS=は9番終了で1アンダーとなっている。2008年以来の大会4勝目、メジャー16勝目を狙うタイガー・ウッズ(44)=米国=は前半を2オーバー。5年ぶり出場で29歳の誕生日を迎えた石川遼(カシオ)は4番で12メートル以上のロングパットを決めバーディーを奪うなど、7番を終えて1アンダーとしている。

 大会史上最も過酷な戦いが予想される全米オープンが曇り空の下、始まった。狭いフェアウェーに深いラフ、76個ものバンカーに加え、傾斜のきついグリーンが選手を待ち受ける。同会場では2006年以来、14年ぶり6回目の開催。前回は優勝スコアが通算5オーバー。ウッズでさえも2日間12オーバーで予選落ちを喫した。

 松山は、15年大会覇者ジョーダン・スピース、パトリック・リード(ともに米国)と同組でスタートした。1番パー4でティーショットを左に曲げたが、ラフからの第2打でグリーンを捉えると2パットのパー。4番までパーを重ねて迎えた5番パー4。残り158ヤード、フェアウェーからの第2打を2メートルに運び初バーディーを奪った。前半を1バーディー、ボギーなしの34で回った。9ホール中8ホールでパーオンに成功し、危なげなくプレーしている。

 ウッズは、松山の1組後ろで全米プロ覇者コリン・モリカワ、ジャスティン・トーマス(ともに米国)とプレー。4、5番を連続ボギーをたたいたが、6番で初バーディーを奪った。8番でボギー、9番パー5でバーディーとし、前半を2バーディー、3ボギーの1オーバーで後半に突入した。

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