全米ゴルフ協会は21日、12月の女子ゴルフのメジャー、第75回全米女子オープン(10~13日・米テキサス州チャンピオンズGC)を新型コロナウイルスの影響で、無観客で開催すると発表した。
全米ゴルフ協会の大会シニアマネージングディレクターのジョン・ボーデンハマー氏は「保健当局者と話し合いを重ね、対策の計画をしてきましたが、このたび全米女子オープンを無観客で開催することが全関係者にとって安全に大会を運営できる最善の形になると決定しました」とコメントした。
さらに同氏は「ファンの皆様をお迎えできず、またチャンピオンズゴルフクラブのご尽力にお応えできず残念ですが、この地域と選手たちにとって最良の決定だと思います」と続けた。
当初、同大会は6月4~7日に予定されていたがコロナ禍で12月に延期され、例年開催していた予選会も行わないことも発表していた。7月には出場資格が正式発表され2019年のメジャー、AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(21)=サントリー=、昨年大会5位の比嘉真美子(27)=TOYO TIRE=ら日本人8選手が選ばれた。
「前年度の米女子ツアーのポイントランク上位」の畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=、昨年のTOTOジャパンクラシックを制した鈴木愛(26)=セールスフォース=、「3月16日時点での世界ランク上位75位以内の資格」で稲見萌寧(21)=都築電気=、河本結(22)=リコー=、上田桃子(34)=フリー=、勝みなみ(22)=明治安田生命=も出場権を得ている。