
16番、グリーン上でラインを読む渋野日向子
◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス最終日(22日、エリエールGC松山)
昨年大会覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は今季日米ツアー11戦で自己最少の6バーディー、1ボギーの66で回り、今季自己最高の5位に入った。
今季国内自己最多6バーディーを奪い、渋野がリーダーボードを駆け上がった。前半はパットがさえて6番は12メートル、9番は15メートルのロングパットを沈めて伸ばした。最難関ホールの450ヤードの5番パー4では、残り163ヤードから6アイアンでピン上30センチにつけ、圧巻のバーディーも奪取した。
今季日米通算11戦目で最少の66。最高成績の5位に入った。「今日は60点くらい。ショットが荒れている中、本当にパットに助けられた。(今季国内ツアー)予選通過2回目でトップ10入りできたことは正直、びっくりです」と代名詞の明るい笑みをこぼした。パットは「自分の思った所に打ち出せる回数が増えています」と手応えをつかんだ。
次週はJLPGAツアー選手権リコー杯だ。「(予選落ちはなく)4日間戦えるので、初日からしっかりと粘り強いゴルフをしていけたら。トップ10入りを目指したい」。昨年2位となった大会で約1年ぶりの日米通算6勝目を狙う。