原英莉花、大会史上4人目&最年少での完全Vに王手 おにぎり食べ忘れ「後半アップアップ」も史上11人目メジャー連勝は目前


2番、ティーショットを放ち、笑顔を見せる原英莉花。通算10アンダーで単独首位に立った(カメラ・岩崎 龍一)

2番、ティーショットを放ち、笑顔を見せる原英莉花。通算10アンダーで単独首位に立った(カメラ・岩崎 龍一)

 ◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー JLPGAツアー選手権リコー杯第3日(28日、宮崎CC)

 原英莉花(21)=日本通運=が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10アンダーで単独首位をキープ。大会史上4人目&最年少での完全Vに王手をかけた。日本女子オープンに続くメジャー連勝なら1988年のツアー制施行後11人目となる。

 原が持ち前の飛距離を生かしたゴルフを存分に見せた。9番で231ヤードから3ウッドを振り抜き、ピン手前9メートルへ。11番も4ユーティリティーで手前15メートルに乗せ、ともに着実にバーディーを奪った。得意のパー5でスコアを伸ばし、71で1打差の堅首。「風も強く、ピン位置も難しくてなかなか伸ばせなかったけど、しっかり自分にできることをできた。明日につながる一日」と“エリカ・スマイル”で振り返った。

 ツアー2連勝中と絶好調の古江彩佳(20)との最終組。2学年上でメジャー女王の意地を見せたものの、内心はハラハラだった。「途中でプレーに集中しすぎて、食べることを忘れてしまい、後半アップアップだった」。用意したのは小さなおにぎり6個。前半とハーフターンで少し食べ、後半にも12、15番あたりで栄養補給する予定だったが、「無視してプレーしていて、食べそびれた」と苦笑した。最終日は「しっかり食べて、脳に考える力を持たせるように頑張りたい」と、ミスを繰り返さないよう誓った。

 10月に優勝した日本女子オープンも2サム(2人1組)でのプレーだった。「流れ良く、スムーズにプレーできる」とショットに好リズムが生まれている。一方で、グリーン上では初日からのパット数が22→30→33と、芝目の強い高麗グリーンに日に日に苦戦を強いられ、「4~5メートルくらいを決められず難しさを感じた。調整して備えたい」と反省も忘れなかった。

 大会史上4人目&21歳288日の最年少での、初日から首位を譲らない完全優勝に王手をかけた。メジャーの完全Vなら年少3位の記録となる。史上11人目のメジャー連勝も目前に迫り、「ここまで来たら勝ちたい。強気で行きたい」と原。最終日前はスコアを伸ばそうといつもより気合が入るといい「(今晩)寝てても夢で戦っているかもしれない(笑い)」と、早くも決戦を見据えた。(岩原 正幸)

 ◆原が優勝すれば達成する記録

 ▼メジャー連勝 昨年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯、日本女子オープンを連勝した畑岡奈紗以来、史上11人目。

 ▼この大会の完全V 01年肥後かおり、11年全美貞、17年テレサ・ルーに続く4人目。21歳288日は最年少。

 ▼メジャー(4日間)完全V 14例目。05年日本女子オープンの宮里藍(20歳105日)、10年日本女子オープンの宮里美香(20歳358日)に次ぐ年少3位(全て1988年ツアー制施行後)。

最新のカテゴリー記事