◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー JLPGAツアー選手権リコー杯第3日(28日、宮崎CC)
第3日は強い風が吹いて、ピン位置もグリーンの端に切られ、難易度が上がりました。そんな中、原選手は前日よりショットが安定して、フェアウェーキープの回数も増えました。飛距離の強みもしっかりと生かして、9番と11番のパー5は2オンさせてのバーディー。最終18番の2メートルのパーパットは、切れやすい難しいラインをしっかりと打って沈めた。あの気迫とガッツポーズに、メジャー2勝目への強い気持ちを感じましたね。追う選手たちに強いな、隙がないな、と思わせる一打でした。
ベストスコアで回った笹生選手は飛距離だけでなく、風への対応やアプローチに技術の高さが見られました。15番はグリーン奥15ヤードからチップインバーディー。宮崎CCのグリーン周りは、葉が細く柔らかくて球が埋まってしまうティフトン芝で難しい。しっかり打たないといけない難しい一打を淡々と決めました。
西村選手、上田選手も含めて3打差に4人の大混戦。最終日もピン位置は難しく、風は強くてグリーンも硬くなる。スコアを伸ばすには、セカンドをしっかりとピン手前にコントロールすることが大事です。そのためには、第1打をフェアウェーに置いていけるかどうかがキーになると思います。(女子プロゴルファー)