第57回ゴルフ日本シリーズJTカップが開幕 今大会最多21度目の出場の片山晋呉がバーディー発進


1番ティーショットを放つ片山晋呉(カメラ  今西 淳)

1番ティーショットを放つ片山晋呉(カメラ  今西 淳)

 ◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 第1日(3日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)

 曇天の下、真冬の寒さの中で第57回大会が開幕した。大会初の無観客で静かな幕開けとなった。午前9時に、大会主催の丸山伸一・報知新聞社社長が開会を宣言。繰り上がりで初出場となった賞金ランク32位の杉山知靖(27)=レイクウッドコーポレーション=が、今大会最初の一打を豪快にドライバーでフェアウェー右へと放った。

 2000年と02年大会王者で、3年ぶり21度目の出場となる片山晋呉(47)=イーグルポイントGC=、ツアー通算2勝の市原弘大(38)=フリー=の3人での第1組がスタートした。片山はピン右手前3メートルのバーディーパットを沈め、幸先の良いスタートを切った。杉山、市原はパーで滑り出した。

 昨年大会覇者の石川遼(29)=カシオ=は、ともに初出場の木下稜介(29)=ハートランド=、香妻陣一朗(26)=フリー=と同組で、午前10時20分に1番からティーオフする。

 前戦のダンロップフェニックスでプロ初優勝を飾った注目ルーキー・金谷拓実(22)=東北福祉大4年=は、フジサンケイクラシック王者の星野陸也(24)=フリー=、日本オープン覇者の稲森佑貴(26)=国際スポーツ振興協会=と同じ組で、10時30分にティーオフ予定。

 今年は感染症対策のため、恒例の開会式は無し。昨年大会覇者や20年のツアー5大会の上位3位以内、賞金ランク上位などの30人が出場。新型コロナウイルスの影響で大会初の無観客開催となるが、初出場が12人とフレッシュな顔ぶれとなっている。

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