◆米男子プロゴルフツアー ファーマーズ・インシュアランス・オープン 第3日(30日、米カリフォルニア州トーリーパインズGC南C=7765ヤード、パー72)
40位で出た松山英樹(28)=LEXUS=は1バーディー、3ボギーの74と伸ばせず、通算イーブンパーの45位に後退した。70で回ったパトリック・リード(30)=米国=と66をマークしたカルロス・オルティス(29)=メキシコ=が10アンダーで首位に並んだ。世界ランク2位のジョン・ラーム(26)=スペイン=とツアー通算14勝のアダム・スコット(40)=オーストラリア=ら5人が3位で続いた。
松山は1番で約5メートルのパーパットを沈め、ピンチをしのいで滑り出した。だが、4番パー4では第1打が右サイドのバンカーにつかまり、約3メートルのパーパットはカップの右を通過し、ボギーが先行。7番パー4では約5メートルのパーパットを決めきれずボギー。12番パー4は2打目をグリーン右手前のバンカーに入れ、約3メートルのパーパットも決まらずボギー。ショットに苦戦し、このホールまでバーディーがなかったが、迎えた560ヤードの18番パー5。第1打でフェアウェーをきっちり捉えると、2打目でグリーン手前約12ヤードまで運び、3打目はピンそば約30センチにピタリとつけてバーディーで締めた。
ホールアウト後のインタビューでは「いいきっかけがありそうな感じがあったけど、それが続かないというか…そこで試行錯誤してやってまたダメでというのを繰り返していたのでちょっとモヤモヤって感じです。ただ、最後(18番)のティーショットが(復調への)きっかけになるんじゃないかと思う」と振り返った。決勝Rは6月のメジャー、全米オープンの開催コースで行われる。現地時間31日の最終Rに向け「いいプレーをして来週につながるような何かきっかけをしっかり見つけて終われたらなと思います」と見据えた。