ジャンボの教え子・西郷真央が8アンダー首位でホールアウト「早めに優勝できましたって報告できれば」


18番ティーショットを放つ西郷真央(カメラ・今西 淳)

18番ティーショットを放つ西郷真央(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ダイキンオーキッドレディス第1日(4日、沖縄・琉球GC=6561ヤード、パー72)

 ルーキーの西郷真央(19)=大東建託=が1イーグル、7バーディー、1ボギーのツアー自己ベスト64で回り8アンダーで、ホールアウト時点で首位に立っている。序盤の2番で4・5メートルを沈めて4連続バーディーを奪うと前半のうちに6バーディー。17番ボギー直後の最終18番パー5では6メートルのイーグルパットを沈めガッツポーズを見せた。

 会見に登場した西郷は「初日なのでそこまで気合を入れすぎず、楽しんでプレーすることを心掛けたのがよかった。オフで飛距離アップし、パッティングもかみ合った。高麗グリーンなのでパッティングは不安があったけど、すごくよかった」と振り返った。

 昨年は6月のアース・モンダミンカップ、8月のNEC軽井沢72でともに5位と好調な滑り出しを見せたが、途中で背中の負傷もあり秋以降は満足いく成績を残せなかった。オフは師匠である尾崎将司(74)の千葉にあるジャンボ邸で1年を戦うためのけがをしない体づくりと、昨年課題として感じたというグリーン周りを強化した。「練習場に行くよりラウンドをたくさんやった」とラウンドを週2回に増やして臨んだ。

 師匠からは昨年の最終戦後、「何が足りないかしっかり考えるように」と言葉をかけられたそうで、「早めに優勝できましたって報告できればいいですね」とツアー初優勝を誓った。2001年生まれの“21世紀世代”では、同じくジャンボ邸で練習を重ねる笹生優花(19)に続く優勝を狙う。2日目に向け「今日は今日で明日は明日。目の前の、やるべきことをやって集中したい」と冷静に話した。

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