◆女子プロゴルフツアー ▽ダイキンオーキッドレディス最終日(7日、沖縄・琉球GC=6561ヤード、パー72)
首位と2打差の3位で出た小祝さくら(22)=ニトリ=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算14アンダーで逆転優勝。昨年9月のゴルフ5レディスに続く今季2勝目、通算では3勝目をつかんだ。優勝会見で「本当にうれしいのと、優勝したという感じが…、まだ実感がわかないんですけど、最終日という感じがしなくて…」と“小祝節”で喜びを語った。
勝負を分けた18番パー5。残り60ヤードの第3打をピンそば1メートルに寄せてバーディー奪取。4日間で初めてトップに立った。プレー時の胸中について「18番の3打目を打った後とかは(副賞の)ヤンマーの船がすごく欲しかったので。あれを優勝して持って帰りたいなと。釣りも結構行くのですごく取りたかった」と、してやったりの表情。加えて「親も欲しがっていたので、親へのプレゼントです」と親孝行のためにささげるという。
次なる目標として、オフに「賞金女王を目指す」と宣言。22歳の実力者は「開幕戦で優勝できたことは、まず第一歩。3つ(3勝)目指して頑張りたい。また来週からは新たな気持ちで、気持ちを切り替えて、と思っています」と見据えた。
ツアー1勝の森田遥(24)=新英ホールディングス=が71の13アンダーで2位。70の田辺ひかり(23)=伊藤園=が12アンダーの3位。第3ラウンドまで首位を走った西郷真央(19)=大東建託=は73で、68の上田桃子(34)=フリー=と並んで11アンダーで4位となった。渋野日向子(22)=サントリー=は73と伸ばせず5アンダーの13位で終えた。