鈴木愛、大会2連覇を狙う「四国のコースは好き。自分にちょっとだけ期待して…」


笑顔を見せる鈴木愛

笑顔を見せる鈴木愛

◆女子プロゴルフツアー 明治安田生命レディス(12~14日、高知・土佐CC=6228ヤード、パー72)

 2019年大会覇者の鈴木愛(26)=セールスフォース=が開幕前日の11日、公式会見で「(徳島出身で)こういうところで育ったのもあると思うけど、四国のコースは好きです。すごくイメージが良くて、相性がいい。自分にちょっとだけ期待して3日間回れたら」と意気込みを語った。

 前週のダイキンオーキッドレディスは苦手コースでもあり、ショットが不調で47位と振るわなかった。フェアウェーキープ率、パーオン率はともに50%台に低迷し「ショットは良くなかった」。今大会に向けては10、11日と2日連続で18ホールの練習ラウンドを行い、「歩いて回ることと傾斜地からのショットでイメージを良くするために」と入念に調整した。

 この日で東日本大震災の発生から10年を迎えた。当時は高校生だった。「練習に行こうという時に(ニュースで)映像が流れていて、どういうこと?となった。日本がまさかこういう状況になるとは…」とショックを受けた。今大会は被災地への思いも持ち、大会2連覇に挑む(20年大会はコロナ禍で中止)。「ショットが良ければ優勝争いができると思う。パッティングとかそういうところを見て欲しい」とプレーで勇気を届ける。

 コロナ禍で今季は20年―21年の長期シーズンとなった。昨年は14試合で2位が最高。コロナ禍で試合数は限られたが、16年以降で1勝も挙げられなかった年は初めてだった。17年&19年賞金女王は「今年は5勝と賞金女王になりたい。昨年は試合数が少なかったけど、1試合か2試合は勝ちたかった中で勝てなかったので(今年で)最低5勝はしないと賞金女王にはなれない」と改めて抱負を語った。

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