渋野日向子「自分のプレーで勇気を持ってもらったり元気になってもらえたら」


渋野日向子

渋野日向子

◆女子プロゴルフツアー 明治安田生命レディス(12~14日、高知・土佐CC=6228ヤード、パー72)

 渋野日向子(22)=サントリー=が開幕前日の11日、公式会見で大会への意気込みを語った。21年初戦となったダイキンオーキッドレディスでは13位。12日の第1ラウンドでは、ともに同学年の原英莉花(22)、ホステスプロの勝みなみ(22)と回る。大会は無観客で開催される。

 前回の19年大会では6位で自身初のトップ10入りとなった試合を前に「思い入れがある試合。(練習ラウンドでも)ちょっとずつ思い出しながら回っていた。(印象は)アップダウンがかなり激しく、風が吹くと難しい。グリーンも速いので、先週とは違う難しさがある。少しずつ合わせていけたら」と見据えた。

 この日は東日本大震災から10年。12歳だった当時を振り返り、「小学校から帰ってきてテレビを見た時、津波の映像が流れていて、それが今でもすごく頭に残っている。何が何だか分からない状況でした。本当に10年早いような、短いような」と語った。今週、どのようなプレーを届けたいかを問われ「この週の試合はいろんな人にとって大事な1週間。東北の方だけでなく、日本全国のいろいろな経験をされている方に、自分のプレーで勇気を持ってもらったり、元気になってもらえたらいい。元気づけられるようなプレーができたらいい」と話した。

 試合での目標について「欲を言うと、一昨年よりも良い位置で、と思ってしまうけど、もっと内容の良いゴルフができればいい」と思い描いた。

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