山内日菜子、自己ベスト67で上位浮上 渋野日向子と「同じ名前というのはうれしさがあります」


1番、セカンドショットを放つ山内日菜子 (カメラ・豊田 秀一)

1番、セカンドショットを放つ山内日菜子 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー Tポイント×ENEOS 第2日(20日、鹿児島・鹿児島高牧CC=6424ヤード、パー72)

 今大会に繰り上がりで出場が決まった山内日菜子(24)=ライク=は21位で出て、5バーディー、ボギーなしで、ツアーで自己ベストスコアの67をマーク。通算8アンダー、現時点で暫定4位に浮上した。スタートから大雨が降り続く中、ノーボギーのプレーを披露し「今日は一日、雨にも負けず粘り強くできました。集中力を保ってできたと思います」と笑顔がはじけた。

 2016年のプロテストに合格し、17年に下部のステップアップツアーで1勝。19年にレギュラーツアーにフル参戦を果たした。自身は34試合中、19試合で予選落ち。一方、同じ名前の渋野日向子(22)は19年にAIG全英女子オープンを制すなど、日米5勝を挙げる活躍。存在は気にはなっていたといい「同じ名前というのは結構うれしさがありますね。私も頑張ろうと思います」と刺激を受けていた。

 今季は下部ツアーを中心に戦っている。今大会は出場権を持っておらず、開幕3日前の16日に繰り上がりで出場が決まった。地元の宮崎国際GCで練習中に連絡を受けたといい「信じられないという気持ちでした。(調子は)いい感触だったので」と喜んだ。その後、急いで鹿児島入りし、17日、18日に練習ラウンドを行って急ピッチで仕上げた。「(大会前は)準備が足りていないと思ったけど、短い期間でいい練習ができた。優勝をして、今後のレギュラーツアーで戦えるように」と決意を込めた。

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