◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社特別協力 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 第1日(9日、兵庫・花屋敷GCよかわC=6390ヤード、パー72)
大会事務局は9日、テレビ中継スタッフの屋外作業員1名に新型コロナウイルス陽性が出た件で会見した。所轄保健所の調査の結果、同スタッフは選手、キャディー及び大会関係者との濃厚接触者はなしと判断された。第1組は6時間半遅れの午後2時にスタートした。最終組は午後5時にスタート予定。
◆同スタッフの陽性判明の流れ
▼7日 検温では37度以下の平温を確認した上で、午前9時から午後6時まで他のスタッフ2人と会場で業務(マスク・手袋着用)。食事は1人で摂取。トイレ利用等の会場内施設は使用せず。帰宅後に体調の異変を感じ、38度の発熱を確認。会場への移動は、所属会社のバスで大阪市内とコースを往復していた。
▼8日 朝も熱は下がらず、午後にPCR検査を受け、午後11時30分に陽性が判明。
▼9日 午前5時45分に大会本部に陽性の報告があり、濃厚接触者の有無が確認されるまでスタートを遅らせる措置を取った。
▼対応 共同作業をしていたスタッフ2人、バス同乗者も自宅待機となっており、大会には関与しない。コース内各所の消毒作業を行った。
大会では、クラブハウスに入場する者及び選手とキャディーに接触する可能性があるスタッフ、大会関係者に対し、大会前のPCR検査を義務づけており、今大会は全547件で陰性となっていた。今回陽性が判明した中継スタッフは、事前のPCR検査は義務付けられておらず、大会2週間前からの行動履歴を記した問診票の提出と各日の検温でスクリーニングを行っていた。
大会事務局の読売テレビ・隅田壮一取締役営業局長は「我々スタッフの中から陽性者が出てしまい、選手、大会関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、大変重く受け止めております」とコメントした。