出場選手がコロナ感染の東建ホームメイトカップは18日に18ホールの最終Rを開催


出場選手の新型コロナウィルス陽性判明し、スタッフが慌ただしくクラブハウス入り口を出入りした(カメラ・岩崎 龍一)

出場選手の新型コロナウィルス陽性判明し、スタッフが慌ただしくクラブハウス入り口を出入りした(カメラ・岩崎 龍一)

◇日本男子プロゴルフツアー 東建ホームメイトカップ(三重・東建多度CC名古屋C=7081ヤード、パー71)

 国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は17日、最終ラウンド18ホールを18日に行うことを発表した。

 第1ラウンドに出場していた16年大会覇者・金庚泰(34)=韓国=の新型コロナウイルス陽性が16日に判明し、17日の第3ラウンドは中止となった。計54ホールの短縮競技となり、賞金加算額は75%になることも合わせて発表された。

 JGTOによると、金と濃厚接触の疑いがあった朴銀信(31)=韓国=と金の帯同キャディーの2人は「陰性」が17日判明した。また、第1ラウンドで金と同組だった時松隆光選手会長(27)=筑紫ケ丘GC=、香妻陣一朗(26)=フリー=の2人もPCR検査で「陰性」となり、体調も良好だという。金の行動履歴をもとに大会会場内は消毒作業が施され、JGTOと大会事務局側はこの日長時間にわたる話し合いの結果、最終ラウンドの開催を決めた。感染症予防対策を徹底し、18日も万全の状態で大会運営する方針だ。

 1番、10番からのスタートで第1組はそれぞれ午前7時30分にティーオフする。第2ラウンドを終えて注目ルーキーの金谷拓実(22)=フリー=が通算10アンダーの単独首位。プロ9年目で初Vを狙う木下稜介(29)=ハートランド=は1打差2位、ツアー史上5人目のアマチュア優勝を目指す中島啓太(20)=日体大3年=が2打差3位。3人は午前9時20分スタートの最終日最終組で対決する。

 金谷はこの日、約1時間、会場外の練習場で調整した。「自分のベストを尽くしてプレーしたいと思います。自分のいつものプレーをすることが大事だと思うので、どんな状況でもいつもと変わらず、集中してプレーしたい」などとJGTOを通じてコメント。同じく木下は、宿舎の部屋で軽くトレーニングで汗を流した。「明日こそ優勝したいですし、最終日は自分に少し期待して頑張りたいです。最終組の3人から優勝者が出ると思うので、しっかり相手のプレーを見ながらやりたい」とのコメントを寄せた。

最新のカテゴリー記事