男子ゴルフの最新世界ランクが18日(日本時間19日)発表され、前週の国内初戦、東建ホームメイトカップでツアー3勝目を挙げた金谷拓実(22)=フリー=が118位から日本勢2番手の76位に浮上した。東北福祉大の先輩で同14位のマスターズ王者・松山英樹(29)=LEXUS=との“競演”に向け、初めて東京五輪代表圏内入りした。
金谷はこの日、自身のインスタグラムに優勝報告と「まだまだ試合はたくさん続くので1試合1試合一生懸命頑張ります」と決意をつづった。昨年10月のプロ転向時は218位だったが、5戦2勝の活躍で一気に上昇。次の海外メジャー、5月の全米プロ選手権(20日開幕・サウスカロライナ州)は同100位以内で出場権獲得が有力だ。
一方、18、19年賞金王の今平周吾(28)=フリー=は95位で五輪選出圏外に後退した。1位のダスティン・ジョンソン(36)=米国=ら上位勢に変動はない。
◆男子ゴルフの東京五輪への道 6月21日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権獲得。〈1〉15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含み最大2人が出られる。大会は7月29日から4日間、埼玉・霞ケ関CC東Cで72ホールストロークプレーの個人戦で争われる。16年リオ五輪で初出場した日本勢は池田勇太が21位、片山晋呉が54位だった。