男子プロゴルフツアーの2021年第2戦、関西オープンは22日から4日間、兵庫・有馬ロイヤルGCロイヤルC(7103ヤード、パー71)で、新型コロナウイルス感染防止策として、一般非公開で行われる。前週の東建ホームメイトカップでツアー通算3勝目を挙げたルーキー・金谷拓実(22)=フリー=は21日、会場で最終調整を行った。
予選ラウンド(R、22日、23日)にも同組で回る大学の後輩・杉原大河(21)らとともに18ホールの練習Rで確認し「コースはアップダウンがきついのでしんどいです。距離感も難しいし、ティーショットも難しいホールがあるので丁寧にプレーしたい」。2週連続優勝への期待が膨らむが「今週も自分のベストを尽くしてプレーしたい」と気持ちを高めた。
前週Vで世界ランクは118位から76位にジャンプアップ。同14位の松山英樹(29)に続く今夏の東京五輪代表圏内の日本勢2番手に入った。「(ランク)トップ100に入って1つ目の関門はクリアできたかな。ただ、これからも試合は続くし、五輪もあるので今週も優勝を目指してプレーしたい」と見据えた。また、大学の先輩・松山とは頻繁に連絡を取っているといい、「優勝の報告や今後の話をしました。松山さんにも『早くトップ50に入ること』を言われました」と金谷。世界ランク50位以内を次なる目標に掲げた。
昨年10月のプロ転向後、同11月のダンロップフェニックスを初制覇して通算2勝目。今年初戦で早くも3勝目をマーク。「今はもう仕事なのでそんなこと(=モチベーションの維持ついて)は言ってらんない。仕事だからつらいのは当たり前。今は勢いもあると思うし、立ち止まりたくない」と、22歳は勢いそのまま頂点を狙っていく。