渋野日向子、ブービー脱出ならず…珍しく弱気なコメントも切り替え「一つずつやるべきことをやって」


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー HSBC女子チャンピオンズ 第2日(30日、シンガポール・セントーサGC)

 渋野日向子(22)=サントリー=は4バーディー、5ボギーの73で通算5オーバーとし、66位で変わらず。55位から出た畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=は2バーディー、2ボギーの72で2オーバーのまま53位となった。69の朴仁妃、68のパク・ヒヨン(ともに韓国)が11アンダーで首位に並んだ。69人が予選落ちなしで争う。

 渋野はこの日も最下位から2番目でブービー脱出はならなかった。「あっという間に終わってしまった感じ。最後まで何もできず昨日と同じような内容」とボギー先行の展開に唇をかんだ。

 前半の18番ではアプローチが3メートルオーバーし、ボギー。1番で1・5メートルのパーパットがカップを蹴られた。3番ではラフからの2打目が、グリーンを大きく越えるミスもあった。その後、5番でバーディー、最終9番で8メートルのバーディーを奪うと一瞬驚いた表情からようやく笑みを浮かべた。

 「今のところアンダーで回れる気がしない」と珍しく弱気なコメントが飛び出したが、「明日も一つずつやるべきことをやって、良い内容のゴルフができたらいい」と切り替えた。「パー5でバーディーが2個取れたので、そこは初日より前進」と収穫も挙げた。少数精鋭のエリート大会で予選カットはない。残り2日、上だけを見てはい上がる。

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