◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 公式練習日(5日、茨城・茨城GC東C=6630ヤード、パー72)
2001年生まれで“21世紀世代”のツアー通算1勝、山下美夢有(みゆう、19)=加賀電子=は9ホールの練習ラウンドで最終調整した。4月のKKT杯バンテリンレディスで初優勝。その後2位、3位と好調が続くルーキーはすでに約5240万円の賞金を稼ぎ、国内メジャー初制覇の期待がかかる。
「今すごくいい状態でコンディションも変わらずプレーできている。セッティングはだいぶ仕上がっているなと感じた。メジャーで優勝するのは目標でもある。結果を気にしないわけではないけど、自分のプレーに集中して一打一打やっていければいい。ボギーを打たないように回りたい」と冷静に話した。
大阪出身の19歳は「関東らしい、平坦で木が左右にあるコース。ラフも深いのでティーショットを曲げないことが大事かと思う。スピードが速いのでグリーンの距離感も重要になる」と分析した。
今年の好調ぶりを振り返り「ショットのブレがだいぶなくなってきている」と、うなずいた。勝てば、19年に20歳178日で大会最年少優勝した渋野日向子の記録を更新する。「あまり(記録のことは)思わないけど、しっかり自分のプレーができたら。雨もあると思うので、一打一打集中して少しでも上位で争えるように」と見据えた。