今年9戦4勝の稲見萌寧「どんな試合でも勝つことが大事」


16番、バンカーショットを放つ稲見萌寧

16番、バンカーショットを放つ稲見萌寧

◆日本女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 公式練習日(5日、茨城・茨城GC東C=6630ヤード、パー72)

 今季5勝を挙げて賞金ランク3位の稲見萌寧(21)=都築電気=が、初めて挑む今大会へ「4日間プレーして上位争いができれば」と意気込んだ。

 21年は8戦目のフジサンケイレディスで4勝目を挙げ、勝率を5割にするなど、圧倒的な勝負強さを発揮。10戦目となるメジャー大会で勝てば、再び勝率5割復帰となるが「先はまだまだ長いので、目の前の試合を頑張りたい」と冷静に話した。

 この日は、国内メジャーで2大会連勝中の原英莉花(22)=日本通運=らと9ホールを回って調整した。「いつも練習ラウンドは調子が悪い。試合にならないと分からない」と話したが、これまでの戦績が稲見の勝負強さを物語っている。前週大会明けの月曜日も午前はトレーニング、午後はレッスンと休みなく動き続けるタフさも持ち合わせる。

 メジャー大会覇者の印象を聞かれ「4日間の試合で勝つのは本当に実力のある選手じゃないと勝てない。全て含めてかっこいい」と憧れを口にした稲見。予選ラウンドでは賞金ランクトップの小祝さくら(23)=ニトリ=、同2位の古江彩佳(20)=富士通=と同組となった。「仲良くしてもらっているので、楽しそうだな」と心待ちにした。3選手とも1億円の大台を突破しており、優勝すれば賞金2400万円が加算されるため、初日からし烈な争いが予想される。

 国内メジャーを制すれば、3年間のシード権を獲得できる。「(3年シードは)魅力はありますけど、今知りました。どんな試合でも勝つことが大事」と稲見。一心不乱に勝利へと突き進む。

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