男子プロゴルフツアーのアジアパシフィックダイヤモンドカップは13日から4日間、神奈川・相模原GC東Cで行われる。11日、予選ラウンド(13、14日)の組み合わせが発表され、先週のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で終盤に首位に立ちながら最終18番ホールの池ポチャなどで1年5か月ぶりの優勝を逃した石川遼(29)=カシオ=は、前回の19年大会(昨年はコロナ禍で中止)を制した浅地洋佑(27)=フリー=、同大会で優勝争いを演じて2位と健闘したアマチュアの米沢蓮(21)=東北福祉大4年=と同組で回ることが決まった。
先週の最終日、石川は15番で単独首位に立ったが、18番でダブルボギーをたたき、2打差の7位に終わった。ただ、イーグルあり、池ポチャ3発の“劇場型ゴルフ”で選手会主催の新トーナメントを盛り上げたことは確か。「最終日らしい攻めができた。悔しいですが、もっと、いいゴルフはできると思ったので楽しみの方が多いです」と前向きに話していた石川は、今週こそ、2019年12月の日本シリーズJTカップ以来、1年5か月ぶりのツアー18勝目を狙う。
先週、プロ転向からわずか4戦目で日本人3番目のスピード優勝を成し遂げた片岡尚之(23)=フリー=は、東北福祉大の先輩の池田勇太(35)=フリー=、東北福祉大の2年後輩の杉原大河(21)と同組で回る。サッカー元日本代表DF内田篤人氏似で宮本勝昌(48)=ハートンホテル=が「ツアー一のイケメン」と評する片岡が2週連続の活躍で一気にスターダムにのし上がるか、注目される。