香妻陣一朗が過大申告の誤記で“幻のバーディー”2位から5位「切り替えます」


香妻陣一朗

香妻陣一朗

◆男子プロゴルフツアー アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 第1日(13日、神奈川・相模原GC東C=7298ヤード、パー72)

 午前組がホールアウト。賞金ランク5位の香妻陣一朗は実際のプレーは3バーディー、ボギーなしの69で回ったが、18番パー5のバーディー「4」をパー「5」と誤記して、70で午前組5位スタートとなった。19歳のアマチュア杉浦悠太(日大)が5バーディー、1ボギーの68で回り、首位。宮里優作、浅地洋佑、今平周吾が1打差2位。石川遼は2打差の5位。

 香妻の18番パー5のバーディーが“幻”となった。マーカーの金成玹が香妻のスコアカードに本来「4」と記入すべきところ「5」と誤記。香妻は誤りに気がつかずに署名してスコアを提出した。過小申告の誤記の場合、失格となるが、過大申告の誤記は誤ったスコアが成績となり、失格にはならない。

 スコアカードに記入するのはマーカーだが、確認して署名するのは選手本人。誤記があった場合、訂正を求めることもできるため、スコア誤記はあくまで選手本人の責任となる。香妻は「仕方ありません。明日(14日)に向けて切り替えます」とコメントした。

 1打を損した形となったが、それでも首位と2打差の好位置につける。昨年、ビッグトーナメントの三井住友VISA太平洋マスターズで初優勝を果たし、賞金ランク5位につける香妻は「賞金ランクトップに狙える位置にいる。トップを狙いたいと思っています」と意欲的に話す。第2日以降、コメント通り気持ちの「切り替え」が重要になる。

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