宮里優作が好発進 東北福祉大勢が今年4戦3勝「松山英樹がモチベーション」


宮里優作

宮里優作

◆男子プロゴルフツアー アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 第1日(13日、神奈川・相模原GC東C=7298ヤード、パー72)

 午前組がホールアウト。最近2試合で予選落ちを喫していた宮里優作が3連続を含む6バーディー、3ボギーの69で回り、午前組では首位と1打差の2位につけた。19歳のアマチュア杉浦悠太(日大)が5バーディー、1ボギーの68で回り、首位。宮里、浅地洋佑、今平周吾が1打差2位。先週大会で最終日15番で単独首位に立ちながら18番で池ポチャして2打差7位に終わった石川遼は2打差の5位とまずまずのスタートを切った。

 2017年の賞金王、宮里優作が本来の実力を見せつけた。関東屈指の難しい林間コースで3アンダーをマーク。「ロングアイアンとミドルアイアンが良かった」と納得の表情で話した。

 今年4戦のうち3戦で東北福祉大の出身選手が優勝。東北福祉大OBの代表格のひとりの優作は「どうなっているんでしょうか。やっぱり、松山英樹がモチベーションになっているんでしょうね」とマスターズを制した松山の存在の大きさに言及した。

 優作には、さらにもうひとつの発奮材料があったという。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関は10日、亜熱帯の森に貴重な動植物が生息する「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)を世界自然遺産に登録するよう勧告。沖縄北部の東村出身の優作は「偉大なド田舎です。東村が注目されることはうれしいですね」と笑顔を見せた。

 故郷には「東村文化・スポーツ記念館」がある。通称「宮里記念館」で、宮里聖志、優作、藍さんのゴルファー3きょうだいの秘蔵写真などが展示されている。コロナ禍が終息した後には「ぜひ、皆さん、来てください」と優作は故郷をアピールした。

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