11番、ティーショットを打ち終え笑顔を見せる横峯さくら（カメラ・豊田 秀一）
女子プロゴルフツアーのリゾートトラストレディスは２７日から４日間、愛知・セントクリークＧＣで無観客で行われる。ツアー通算２３勝で２月４日に第１子の男児・桃琉（とうり）君を出産した横峯さくら（３５）＝エプソン＝が復帰。妊娠７か月だった昨年１１月のＴＯＴＯジャパンクラシック（７６位）以来、約半年ぶりの出場となる横峯は２６日、“ママデビュー戦”に向けて意気込みを語った。
横峯は「出産から１か月後の最初の練習ではドライバーショットが１８０ヤードしか飛ばなかった。心配もあるけど、楽しみの方が多い。出るからには優勝を目指したい」と笑顔で話した。今大会はキャディーを務める夫の森川陽太郎さん（４０）と共に参戦。試合中、桃琉君は、森川さんの両親がコースから車で約４０分の位置に借りた一軒家で世話をしているという。
幼少時にゴルフを教え、プロデビュー直後はキャディーとして横峯を支えた父・良郎さん（６１）は「最近の日本女子ツアーは若手が続々と出てきているけど、さくらは体が丈夫だからまだまだ長くやれる。（９５年大王製紙エリエールで）５０歳で優勝した岡田美智子さんの最年長記録更新を目指して頑張れ」とエールを送った。（竹内 達朗）