惜敗続きの高橋彩華が地元・新潟でツアー初Vへ好スタート「コースは数え切れないほど回っているのでよく知っています」


3番、ティーショットを放つ高橋彩華

3番、ティーショットを放つ高橋彩華

◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス 第1日(4日、新潟・ヨネックスCC=6435ヤード、パー72)

 地元、新潟県出身の高橋彩華が5バーディー、1ボギーの68で回り、ホールアウト時点で首位と1打差の2位と好スタートを切った。

 出だしの1番でいきなり8メートルの長めのバーディーパットを沈めた。15番では15メートルの超ロングパットも決めた。「きょうはショットは良くなかったけど、長いパットが入ってくれた。このコースは小学校6年生の頃から数え切れないほど回っています。曲げてはいけないところがはっきりしている。コースをよく知っているので、ショットが悪いなりにスコアをまとめられました」。高橋は大雨の中のラウンドを振り返った。

 逸材がそろう1998年度生まれ「黄金世代」のひとりで、今季ツアーでパーオン率1位(74・43%、先週終了時点)のショットメーカーは、今年13戦でトップ10が5回と健闘しているが、優勝には一歩、届いていない。黄金世代10人目となるツアー初優勝を地元で成し遂げるチャンスをつかんだが、高橋自身は、あくまで平常心を強調する。「結果が出ればいいですけど、結果よりも自分の思ったボールが打てるようにしたい」と静かに話した。

 同じ新潟県出身の先輩の若林舞衣子も15ホール消化時点で同じ4アンダーと健闘している。「一緒に新潟を盛り上げていきたいですね」と笑顔を見せた。

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