畑岡奈紗、出だし3連続ボギーから巻き返し6位浮上 悲願のメジャー制覇へ「まだチャンスはある」…全米女子オープン


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン第3日(5日、米カリフォルニア州オリンピックC=6362ヤード、パー71)

 第3ラウンド(R)が行われ、5打差の9位で出た畑岡奈紗は、4バーディー、4ボギーの71で回り通算1アンダー。トップとは6打差に開いたが、6位に順位を押し上げた。

 畑岡がナイスカムバックを見せた。パー5の1番でバンカーからの第3打をグリーン右奥にこぼし、いきなり4オン、2パットのボギー。3番まで3連続でスコアを落とし、苦しいスタートとなった。だが、4番でパーをセーブすると息を吹き返し、6番で4メートルのパットを決めて初バーディー。7番でも連続で奪ってスコアを伸ばした。

 後半は10番でバーディー、12番はボギーとして迎えた18番パー4。第1打でフェアウェーを捉えると、残り109ヤードの第2打をグリーン右端寄りのピンに対し、狭い方から攻めてピンそば1メートルにつけてバーディー。終わってみれば、第3Rはパープレーで上がって見せた。

 ホールアウト後のインタビューでは「3連続ボギーから始まって、今日は伸ばしたいと思っていたので、すごい苦しいラウンドだったけど、4番でやっとパーを取って流れを変えられた。バーディーが来てからは楽しくラウンドしていた」と振り返った。悲願のメジャー初制覇に向けては「このコースだったら、まだチャンスはあると思っている。明日は朝一から伸ばせるように頑張りたい。やっと自分らしいショットも増えてきたのでショットで攻めていけるように」と表情を引き締めた。

 ツアー通算11勝のレクシー・トンプソン(米国)が66と猛チャージを見せ、7アンダーで単独首位に浮上。71で回った笹生優花が6アンダーで1打差2位につけた。

最新のカテゴリー記事