マスターズ王者の松山英樹が全米オープン前日会見「3日目終わって、チャンスがある位置で終われるように」


◆男子プロゴルフツアー 海外メジャー第3戦 全米オープン 公式練習日(16日、米カリフォルニア州・トーリーパインズGC=7652ヤード、パー71)

 4月のマスターズで日本男子初のメジャー制覇を成し遂げた松山英樹(29)=LEXUS=が開幕前日の大会公式会見に出席。同会場で毎年1月に開催される米ツアー、ファーマーズ・インシュアランスオープンとのセッティングの違いなどについて語った。

 ―コースの状態は?

 「ラフが1月に毎年やっている時と比べたら、芝質が違うなという印象。グリーンが少し硬くなっているので、とてもタフな戦いになるんじゃないかなと思います」

 ―マスターズ王者としてメジャー2勝目への自信は?

 「そうですね。本当に良いプレーができればチャンスがあると思いますし。3日目終わってね、チャンスがある位置で終われるように頑張りたいなと思います」

 ―グリーン周りのラフはやっぱりきつい?

 「そうですね。今まで毎年1月にプレーしているのとは、ちょっと訳が違うと思うので、警戒して打たないといけないところが多いかなと思います」

 ―時々見せる満足していなさそうなのに、良いショットなのはなぜ?

 「それが多くなればなるほど、自分の状態は上がってきていると思うし。ちゃんとしっかり(フェースに)コンタクトできてないというか、そういうところでああいうリアクションになると思うので。あまり気にしないで下さい」

 ―普通の試合と全米オープンとの違いは?

 「やっぱり一打、一打がすごく大事になるというか。本当に一打ティーショットをミスすれば、その後頑張ってフェアウェーに出したり。ボギー以上にならないように、攻めるというのがすごく大事になってくる戦いだと思うので。そこをしっかりと冷静に判断できるようにしたいなと思います」

 ―メジャー王者となって日本では、バスケットボールNBAのマイケル・ジョーダンのような誰でも知っているヒーローになった?

 「そんなすごいプレーヤーだとは思っていないですし、本当にこれから先もっともっと頑張って、もっと良いプレーヤーになって、優勝もたくさんしたいですし。そういうふうになっていけるように、頑張りたい気持ちしか無いです」

 ―日本では様々な打診があったり、今までとは違う?

 「今までとは違いますけど、それはうれしい誤算だと思うので。しっかりと毎試合、毎試合頑張っていって、もっとそういうことが増えるように頑張りたいなと思います」

 日本のエースは予選ラウンド2日間は、昨年大会覇者のブライソン・デシャンボー(米国)、昨年の全米アマチュア選手権覇者のタイラー・ストラファシ(米国)と同組。第1ラウンドは、日本時間18日午前5時14分に1番からティーオフする。

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