17日から全米オープン 星野陸也VS石川遼VS浅地洋佑の東京五輪代表争い最終決戦


 21年男子ゴルフの海外メジャー第3戦、全米オープンは17日(日本時間同日深夜)から4日間、米カリフォルニア州のトーリーパインズGCで行われる。7月の東京五輪代表入りをかけた最終決戦で、日本勢は世界ランク15位の松山英樹(29)=LEXUS=が既に当確。続く2枠目は同78位の星野陸也(25)=フリー=が圧倒的優位な状況だが、同145位の石川遼(29)=カシオ=、同336位の浅地洋佑(28)=フリー=も上位に入れば大逆転の可能性を残している。

 五輪出場権を得る60選手が、今大会後の世界ランクを基に決定する。日本勢は2枠目を懸けて可能性を残す3人が最終決戦に臨む。世界ランク85位で3番手の金谷拓実(23)が今大会の出場権を得られず、2番手の星野が断然優位だ。「先月からずっと代表入りできるか気になっていた。今週はしっかり予選通過して上位を目指す。そうしたら(代表入りに)つながると思う」とうなずいた。

 4大メジャーは配分される世界ランク算出ポイントが大きい。世界ランクで日本勢5番手の石川は今大会で単独4位に入った上で、星野の成績次第という立場。高いハードルに「正直、あんまり考えていないが…」と前置きしつつ、「五輪はずっと出場したいと思ってきた。もし万が一、3日目を終えて(代表を)狙える位置にいたら、そのときは当然、目指して頑張る」と冷静に話した。日本地区最終予選を突破して初出場の浅地は、単独2位以内が逆転切符の条件となる。

 ◆男子ゴルフの東京五輪への道 6月21日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権獲得。〈1〉15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含み最大2人が出られる。大会は7月29日から4日間、埼玉・霞ケ関CC東Cで72ホールストロークプレーの個人戦で争われる。16年リオデジャネイロ五輪で初出場した日本勢は池田勇太が21位、片山晋呉が54位だった。

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