◆全日本クラブチャンピオンズ 第60回報知アマゴルフ選手権第1日(14日、栃木・烏山城CC=7007ヤード、パー72)
出場選手で唯一の女子選手である近賀(おうが)博子(51)=久邇=が、10オーバー82の80位スタートから決勝ラウンド進出を狙う。2アンダー70で回った高田弘司(滝野CC)と木内登喜雄(前回大会5位)が首位に立った。連覇を狙う前田晃希(前回大会優勝)は1オーバー73で3位につけた。
最終18番で3メートルのパーパットをねじ込むと、近賀は、この日一番の笑顔でホールアウトした。
7000ヤードを超えるコース設定、男子とのラウンドにも「競技で男子選手ともラウンドしたことがあるので今日も楽しくやれました」と気後れはなし。アウトは43と苦しんだが、インでは2メートルのバーディーチャンスを2回つくるなど「30台にしようと必死でした」と3ボギーの39で回り、意地を見せた。
ゴルフ場にキャディーとして就職したのをきっかけに23歳でゴルフを始めた。関東女子ミッドアマの優勝経験があり、日本女子ミッドアマ出場の常連でもある。昨年、所属コースのクラブ選手権を初出場で制し、「出たいと思っていた大会でした」と念願の報知アマの出場を決めた。
大会史上6人目となる女子選手の出場を果たし、次の目標は決勝ラウンド進出。「なんとか行きたいですね」という女子4人目の快挙を目指す。