金谷拓実、約2か月間に及ぶ海外遠征最終戦のメジャーへ「初日が大事」


全英オープンの事前会見に出席した金谷

全英オープンの事前会見に出席した金谷

 男子ゴルフの今年のメジャー最終戦、全英オープンは15日から4日間、英国南東部のロイヤル・セントジョージズGC(7189ヤード、パー70)で行われる。アマチュア時代の2019年大会以来、2度目の出場となる金谷拓実(Yogibo)は14日、会場からオンライン取材に応じた。「どの試合でも優勝は目指してやっている。このコースは特に難しいコースなので、初日のプレーが大事になる。アンダーパーで回るのが一つの目標になってくると思います」と見据えた。

 5月の全米プロ選手権から始まり、メモリアル・トーナメントで2戦連続予選落ち。全米オープンの最終予選は途中棄権となり本戦に進めず、7月の東京五輪代表入りも逃した。その後は欧州ツアーに転戦してきた。今大会後、日本に帰国する予定で、約2か月間に及ぶ遠征を終える。「海外でレベルの高い選手と同じフィールドでプレーして自信になった。五輪は出場したかったけどかなわなかった。落ち込んだけど前を向いてもっといいプレーができるように頑張ります」と決意を込めた。

 また、新型コロナウイルスの検査で陽性判定が続いたため、今大会を欠場した東北福祉大の先輩・松山英樹(LEXUS)が検査で陰性判定となり、練習も再開したことが同日に明らかになった。先輩から連絡を受けていたといい「松山さんが体調を崩されていたので、とにかく気にしていました。回復されたと聞いたので安心しました」と話した。

 金谷のほか、日本勢は五輪代表の星野陸也(フリー)、日本ツアー通算2勝の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)、同2勝の木下稜介(ハートランド)、永野竜太郎(フリー)の5人が出場する。

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