女子プロゴルフツアーのGMO&サマンサ・カップは16日から3日間、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で開催される。プロアマ戦が15日行われ、約3か月半ぶり国内復帰戦の渋野日向子(22)=サントリー=は米ツアー遠征を振り返り「新しい自分になれた」と収穫を強調。16日の第1ラウンドは稲見萌寧(21)=都築電気=、小祝さくら(23)=ニトリ=と同組で回る。 3月のアクサレディス以来の国内ツアーに臨む渋野は2週間の隔離明けで「あまり練習ができていないので自分に期待せず、楽な気持ちでできる」と心境を語った。3か月間の米ツアー遠征は31位が最高で、「結果はいいものではない」と受け止めつつ、「自分のゴルフを発見したので、それを試したい」と意気込んだ。
前戦全米女子プロ(40位)ではコロナ禍でキャディーの交代も経験したが、最終日に67。「メンタルが強くなった。失敗にイラっとせず、許してできる自分を見つけた」。2日目には残り2ホールで3つ伸ばし予選を通り、「前のいい所を思い出して、新しい自分になれた」と成長を実感した。
東京五輪代表入りは逃したが、「今の自分にできることはやった。ゴルフの時は試合がないので、テレビ観戦できたらいい。小学生の時やっていたソフトボールが復活するので楽しみ」と心待ちにした。
◆しぶこに聞く
―久しぶりのプロアマ。
「古閑美保さんと一緒で、米国の話やゴルフの話をして楽しかった」
―隔離期間は。
「実家に2週間こもっていた。母のご飯だったり、岡山名産のシャインマスカットを食べて、しっかり太りました」
―米ツアー遠征は。
「足りない部分も見つかった。3か月前の日本の試合よりショットの精度が上がってきたので、発揮できたら」
―今年好調の稲見、小祝と同組で回る。
「勝ちまくっている2人なので、吸収できるものは取り入れて、自分も負けないように」
―今回は有観客。
「ギャラリーさんの前でできるのは楽しみ。より緊張感を持てる」
―今週から日本で3連戦する。
「今の自分には試合数が必要。(エビアン選手権に出て)欧州で練習する選択肢もあったが、帰ってきて試合に出た方がいい」